令和5年度 会長挨拶  会長 北條 正

 本年度、長野県公立小中学校事務研究会(県事研)の会長を務めます、野沢温泉村立野沢温泉中学校の北條正と申します。もとより微力でありますので、会員の皆様や地区研究会、関係諸機関の御理解・御支援をいただきながら、役員とともに力を合わせて県事研活動をすすめてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 昨年度末に長野県教育委員会は、「個人と社会のウェルビーイングの実現 ~ 一人ひとりの「好き」や「楽しい」、「なぜ」をとことん追求できる「探究県」長野の学び ~」のテーマのもと、第4次長野県教育振興基本計画を発表しました。基本計画の中には、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実による教育を推進しています。内容については今後読み深めて行くこととなりますが、県事研としても会員のウェルビーイングの実現のため、仕事を幸せにすすめるために組織で取り組みを行う必要性があると考えております。また、文部科学省ではSociety 5.0 時代に相応しい新たな学校文化等の実現をはかることを目的に、学校事務や教育事務等のDX化についても教育データ等の利活用推進も始まっています。
 そして、文部科学省の「つかさどる改正」、長野県教育委員会の「標準的職務表の改定」については、会員個々が己のことと捉え、文部科学省、長野県教育委員会の示す指針、各学校での取り組みなどにより、学校全体が働き方改革を実感できるよう、より一層学校経営参画の意識を持って業務に臨んでいただきたいと願っています。
 本年度は、第Ⅲ期研究実践計画の推進、第5次研修計画に基づく県研修大会を開催し、ハイブリッドによる分科会運営を行う予定です。1月には関ブロ群馬大会においてレポート作成委員会による発表も控えております。働き方改革の観点からは、県事研活動の事業の在り方、役員の負担軽減、会費や予算運営等について検討し、方向性を見いだしていかなければなりません。
 また、従来の県事研ホームページ、事務指導書サイトの利用促進に加えて、情報機器等を使った活動の推進もはかっていきたいとも考えております。
 地区研会長会等では、学校間連携組織、学校管理規則や標準的職務表、人材育成方針等について、扱っていきたいと考えております。行うべき事柄が多々あると感じており、今年度は県事研が大きく変わり、飛躍していく年と捉えております。感染症対策はまだ必要でありますが参集とオンラインまたはハイブリッドを併用して、全ての事業が実施できるよう活動をすすめてまいります。
 終わりに、教育委員会や校長会をはじめとする関係諸機関の皆様、会員の皆様、県事研活動への御理解・御協力を本年度もよろしくお願いいたします。皆様と連携し、御意見をいただきながら活動をすすめてまいります。お気付きのことがありましたら、代議員会、地区研会長会等の機会にお寄せいただくか、最寄りの役員にお知らせいただきたいと思います。一年間、よろしくお願いいたします。